Macrium Reflect -パーティションを丸ごとイメージでバックアップ-

イメージバックアップといえば、老舗的な存在 Acronis True Image というソフトを長らく使ってきました。最近は Macrium Reflect を使うことが多いです。Macrium Reflect は後発ではありますが、Acronis True Image に負けないくらい機能が充実、操作性が優れています。

そして最も有難いのが、永続的使用可能な無償版が提供されていることです。増分バックアップやAES暗号化ができないなどはあります。それでも、基本仕様はしっかりしていて個人使用には十分すぎるくらいのツールだと思います。
詳しく見ていきましょう。

導入

“インストーラをダウンロード”という方式になります。ちょっと怪しいですが従うしかないです。変なモノはくっついて来ないのでご安心を。msiファイルが残るので、2回目以降は、ローカルのみでインストールが実行できます。

DLが完了するとインストーラが実行されるので、ウィザードに従ってインストールします。途中のレジスタは必要ないかと思います。

バックアップしてみよう

インストールが完了したら。実際にバックアップをしてみましょう。

デスクトップのショートカット若しくはスタートパネルかスタートスクリーンでReflectを起動します。
左ペインはタスク一覧とタブで復元、ログ画面が存在します。ログ画面はツリー化されていて,、とても分かりやすいです。

メイン画面に縦積みにスタックされているひと枠が1物理ディスクといったイメージです。
タブにはバックアップのスキーム編集画面とスケジュールバックアップの編集画面があります。

Version6からは非常に洗練されたUIとなっています。5まではちょっとやぼったい画面作りでした。

言語は全て英語ですが、直感的でわかりやすく、バックアップ用途の使用には英語だけで十分だと思います。

メニュー -> Backup->Backup Windows またはディスクスタックの下の方から”Image Backup Disk”を選択し、開始します。

全、差分の各スケジュールバックアップが提示されます。

このスケジュールは、後でスケジュールタブで確認できます。分からなければ、そのまま進めてください。

最終確認です。

最後にバックアップスキーム名を聞かれるので適当に名前を付けます。

xml形式で、コメントも付加されるので、テキストエディタでも容易に編集が可能です。ただしフリー版の制限に引っかかるものなどは、パラメータを与えても無視されます。

始まりました。

モノにもよりますが、HDD、バックアップ先が内部HDDので素のWindowsだと大体15分、遅くとも30分以内に終わります。バックアップ先が外付けだったりネットワーク先だともっと時間が掛かります。

完了です。バックアップ時間はAcronis True Imageよりやや速いです。Acronis True Image 2012 の頃は圧倒的にReflectが速かったです。取ったバックアップはimg形式なので容易に開くことができます。VHD(仮想ディスク)化してマウントも可能です。Acronis True Image にはWindows標準のバックアップ形式に変換する機能があります。Reflect にはWindowsバックアップ形式への変換機能はありません。

復元してみよう

こちらも、特に難所はなく、ウィザードに従って進めるだけです。
最初にバックアップファイルを選びます。

バックアップのソースと復元先を選びます。上がバックアップ元で下が復元先です。

さて、ドライブになんらかのトラブルが発生したとき、システムが起動できないことも当然あるわけです。そんなときシステムを起動はどうしたら?という疑問が湧いてきます。

Reflectにはブータブルなレスキューメディア生成機能があります。Other Task -> Create Rescue Media で作ることが可能です。

レスキューブートのもう一つの考え方として、最初からレスキュー用パーティションを作っておくという方法があります。これはWindowsのDISKPARTやMiniToolなどのパーティションエディタで予め復元用のOS起動の最低領域で予備ブートパーティションを作っておくという考え方です。
私は使用する殆どの機器でこの方式をとっています。上記もレスキュー用ブートで行いました。
レスキューCDではドライバが読めないなどのトラブルが起こりうるからです。この方式の難点は、レスキュー用領域が必要なのと、レスキュー用のOSライセンスが必要というこです。

注意点など

バックアップ後のパフォーマンス低下
バックアップタスクは大量のコピーを連続して行うのでpagefile.sysをふんだんに使います。バックアップ完了後に使い終わったページファイルが解放されると、システムが著しくパフォーマンス低下に陥ります。これを防ぐには、バックアップ後は再起動か一旦シャットダウンする。これがいやならpagefile.sysをなくすかRAMDISK上にpagefile.sysを置いてやると殆ど影響を受けなくなります。

Macrium Reflectのライセンスについて
有償版は増分バックアップも使えて非常に便利です。ただ一つ問題があって、機器入替え時のライセンス移行が、自動では移行できないんです。(Acronis True Image は自動で以降システムが発動できます。)
ではどうするかというと、サポートに英語でwebからその旨のフォーム送信します。大体24H以内には返信が来て即解除してくれるという仕組みです。これが結構前時代的で面倒です。できれば自動化してほしいです(2015/06月現在)。

以上