VAIO Z VJZ13** のSSDを換装する -3杯ご飯が食べられるVAIOの開腹-

BTOで容量256GBだったVAIO Zストレージを512GBに換装しました。

VAIO Z VJZ13** のSSD換装方法について順を追って説明します。

Step1: M.2 SSDを購入

M.2 ソケット3 タイプなら問題ないと思います(多分)。安全で確実な路線を行きたいというのであればBTO購入時の同メーカー同タイプがよいかと。
SAMSUNG MZVPV512HDGL-00000
2017年1月現在で¥ 28,700 でした。

ちなみにこの型番頭MZVPVというのがインターフェース規格NMVe。MZHPVで始まるのがAHCIだそうです。BTOでAHCIを選んでいたらMZHPVとなっているはずです。

Step2: バックアップをとる

Acronis TrueImageなどのイメージバックアップツールで外付けHDDなどにバックアップを取ります。

Step3: VAIO を分解する

分解・改造は自己責任で行って下さい。
改造により何らかの故障が発生してもメーカー修理が受けられない場合があります

裏面のネジを外します。さらに両面テープで着いているゴム足?を外しその中のネジも外します。

裏面カバーを外すコツとして・・・

タッチパッド側が浮くのを確認したのち。
ヒンジ側の左右に爪があるので、それを外すような感じで思い切ってガバッとやる
・・・と上手く行きます。

外すとこんな感じ。
これで3杯ご飯が食べられる?(笑)

中央やや上の長方形がSSDです。シップのような緩衝材を外します。取り外しはネジ1本とソケット脱着のみなので簡単にできます。

上がBTOで最初から実装されていた256GB下が今回換装する512GB。

換装が終わったら、最低限のネジを付けてBIOS設定を開きます。

Step4: BIOS画面で確認する

こんな感じで確認できればOK

後は、手順を逆にして元に戻します。

Step5: イメージバックアップを復元する

Step2で取ったバックアップを復元します。

メディアから復元でもよいのですが、面倒なときはCドライブに仮でWindows10とAcronis True Image 2016を新規インストール後、自身を壊す形で復元できます。

スタンダードなやり方はこちら・・・
Acronis True Image 2016 でWindows PE 起動メディアを作成
Macrium Reflect -パーティションを丸ごとイメージでバックアップ-

以上で終了です。

お約束のアレ

左が換装前、右が換装後です。
同じメーカーの同じNVMe(デートコード前と後)なのでまあこんなもんでしょう。

Cドライブの容量です。
後ろをちょこっとLinuxに使っているので実容量よりやや少なめです。
言うまでもなく、広々快適になりました。

BTOのNMVe 512GBが2017年1月現在で+6万円なので、メーカー修理を受けられない可能性のリスクを除けば、128GBのBTOで換装すれば約3万円お得な計算になります。

回収したSSDは自作デスクトップ残飯パーツとして使えます。

参考

ITmedia PC USER 設計・製造担当者自らが分解!!――新型VAIO Zの中身を知る

以上、VAIO Z SSD の換装でした。