TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5 を導入してみました。TMPGEnc MPEG Smart RendererはMPEG映像のカット編集を行うソフトです。
TMPGEnc Video Mastering Works との違いは、TMPGEnc Video Mastering Worksはカット編集とエンコーディングを行うのに対し、TMPGEnc MPEG Smart RendererはMPEG再エンコードは行わず、カット編集のみを行います。
既にTMPGEnc Video Mastering Worksを持つユーザーが、TMPGEnc MPEG Smart Rendererを新たに導入する利点として、
- 無劣化出力のカット編集ができる
- シーンの自動抽出 (例えば,、不要シーンみたいなものが半自動でカットができる。)
- GOPの正規化ができるかも (TMPGEnc Video Mastering Worksで異常終了するようなGOPが崩れた素材でも、コレを一旦通すことにより正規化できる場合がある。)
などが挙げられます。
操作は、素材選択、カット画面いずれも直感的に扱えマニュアルなしで操作ができる設計です。TMPGEnc Video Mastering Worksを使っている方で’あればざおさら、迷うことなく操作できると思います。
起動画面です。「新規プロジェクトを開始」でプロジェクトを起動します。
追加ウィザードで、素材を選びます。
編集画面です。
簡易的なテロップも入れられます。
出力の設定画面です。
出力画面です。
TMPGEnc Video Mastering Worksでお馴染みのバッチツールも付いています。
TMPGEnc Video Mastering Worksのバッチツール(バッチエンコードツール)は、基本的には並列処理できない高負荷なエンコードジョブを自動で、一つ一つ順繰り処理させる付属ツールです。TMPGEnc MPEG Smart Rendererは再エンコードを行わないので、さほど高負荷にはならないのですがね。大量のファイル処理向けということでしょうか。 素材によっては高負荷になります。
バッチツール画面です。「ジョブ追加」で、TMPGEnc MPEG Smart Rendererで保存したファイルを指定します。
以上、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5でした。