Windows Store版のiCloudを使ってみました。
導入目的
以前iCloud Driveのデスクトップ版を使っていて、WindowsからiCloudにログインするとApple IDのパスワード変更を要求される不具合があったので、Windowsマシンには暫くiTunesを含めApple製品入れていなかったのですが、Windowsアプリ版が昨年リリースされたこととへの期待とiPhone、iPadで撮った写真をWindowsマシンに自動で送ることを目的で導入しました。
インストール
Windows Storeから。
完了するとユーザの直下に”iCloud Photos”とiCloudDriveというフォルダが生成されます。
iCloud Photosは、MacのPhotos.app(写真.app)、
場所: /Users/<<ユーザー名>>/Pictures/Photos Library.photoslibrary
iCloudDriveは、MacのiCloud Driveフォルダ、
場所: /Users/<<ユーザー名>>/Library/Mobile Documents/com~apple~CloudDocs
に相当します。
Dropboxとの比較
Dropbox | iCloud | |
価格 | 無償:2GB, 有償: ¥1200/月〜, 2TB, (2020年5月現在) 個人向けプランの料金を比較 – Dropbox |
無償:5GB, 有償: ¥130/月〜, 50GB, (2020年5月現在) iCloud のストレージプランと料金 |
同期の反映(筆者の体感) | 即時 | 即時 |
カメラアップロードのディレクトリ | %USERPROFILE%\Pictures\Dropbox\カメラアップロード | %USERPROFILE%\Pictures\iCloud Photos\Photos |
クラウドのホームディレクトリ | %USERPROFILE%\Dropbox | %USERPROFILE%\iCloudDrive |
シンボリックリンク | ○ (ローカルはシンボリックリンクでクラウドにはコピーとして反映) |
☓ (Google ドライブとほぼ同じような動き, MacからlnまたはWindowsからMKLINKを貼ってもローカルしか反映しない。) |
Dropboxへの不満
従来筆者はiPhone、iPadで撮った写真をWindowsマシンに送る時はDropboxを経由していました。Dropboxは有償Plus版を使っています。ところがこのDropbox、自動アップロードを設定していても(WiFi環境であるにもか関わらす)即時アップロードしてくれないことがよくある! Dropboxのアプリを操作するとようやくアップロードが始まる。そしてWindows版のDropboxはサービス自体がなぜかいつの間にか終了してしまって、ユーザが明示的にDropboxを起動しないと同期が始まらないことがよくあります。さらにCPUとメモリ、(キャッシュ用の)ストレージをかなり喰う。同期の開始時にはCPU使用率が100%になることがよくあり不満を感じることがよくあります。Windows Store版のiCloudはこれを解消してくれるのでしょうか・・。