VAIO meeting に2回も落選してしまいました。自分で言うのも何ですが、私はPCG-885購入以来の筋金入りVAIOファンです。
なぜだ!? |
……(((((((( ;゚Д゚))))))))…
それはさておき
シャア専用VAIOことVAIO Pro11 [red edition] のWindows8.1が重くなってきたので、思い切ってCドライブをリカバリしてみました。
リカバリに至った経緯
いくつかの要因から、過去記事のものよりWindowsパーティションが192GBと多くなっています。にもかかわらず使用率95%以上と、殆どんど空き容量のない状態でした。その影響からか否か?、なにを実行するにも非常に重くストレスを伴いました。元々搭載のCore i7-4500U はi7とはいえパフォーマンスが高いとうものではなく、特にマルチタスクにおいてはそれが顕著でした。それにしてもマルチスレッドのWebブラウザ(Google Chrome)でさえもCPU使用率が頻繁に100%、ファン回転数最大は尋常ではないです。これをChromiumにしたところで負担軽減率は微々たるものでした。
リカバリにおけるポリシー
今回リカバリするにあたり、不要なアプリケーションやランタイムの常駐と更新による蓄積を排除すべくポリシーを定めました。以下の通りです。
- .NET Framework は4.5以上のみとする.
- 特殊なものを除き、アプリケーションのインストールは基本的にChoclolateyから行う.
- VAIOプリインストールアプリは必要最低限
- VAIO Updateにできるだけ沿ってドライバ等のアップテートを行う.
- 使用頻度低いデバイスはドライバ(devmgmt.msc)で切っておく.
- Cygwinは必要最低限とし、可能なものはPowerShell経由で呼ぶ構成にする.
本来は.NET Framework は4.5または4.51搭載ならば、.NET Framework2.0まで包括される、しかし実際は4系と3系以下は完全に下位互換ではない。このカラクリがappwiz.cplにあるWindows機能の有効化という機能オプションにある。.NET2.0から3.5系を要求するアプリケーションは、過去のVisual Studio(たとえば2008とかで)でビルドしたか、もしくは意図的にWindows7以前をターゲットとしているため。.具体的な数値を持ち合わせていないのだけれど、体感的にはWindows8/8.1配下にNET Framework3.5互換が働くと非力なマシンではパフォーマンスが低下するように感じる。そしてWindows Updateでは3.5系の余計な修正モジュールを積むことになる。
VAIO Update,VAIO設定等を残して、リカバリ直後に根こそぎそぎ取る(McAfee、フォトショのLEお試し版等,VAIO Mediaなんとかも消しておく)
Webカメラ(液晶パネルに装備されているカメラ)、タッチパネル。双方ともあまり使わないので。
逆にUNIX系コマンドはCygwinひとつにまとめるというという手もあります。
最悪.NET2もしくは3系向けのアプリケーションが走らない事が予測されましたが、普段使用するアプリケーションインストール後で実行不可に直面したことはありまあせん。奥の手でappname.exe.configを弄るという方法もあるようです。
手順
以下に手順をまとめました。
- 念のためCドライブのイメージバックアップをとる.(再構築で心が折れてしまった場合のため)
- リカバリメディアから起動して「Cドライブのリカバリ」まで進める.
- リカバリ終了
- プリインストールアプリを一部最低限を除き、根こそぎ削除.
- OSのメンテとパッケージインストールに必要な設定と最低限のツールを入れる
- Windows Update、Windows8.1 Upgrade
- Windows8.1基本設定の後、Windows 8.1 を最速でデスクトップ指向にカスタマイズ
- フォントをインストール
- 必要なアプリケーションをインストール
- Windows Update
- LiveID(Microsoft ID)に紐付け.
- Windows Update
- VAIO Update
- ユーザデータの復元(Dropboxなど)
Cドライブでユーザデータを持っている場合は別途とる。
Cドライブのリカバリは、通常バックアップと異なり、「高度なリカバリ」の階層にある。
Administrator有効。PowerShell実行ポリシーの有効化。Chocolatey、ConEmuインストール
主にプログラミング用等幅フォント
Visual Studioと1Password、TrueImage、Webブラウザ、ESET(統合セキュリティ)、日本語FEP、Chocolatey非対応のエディタ類(Mifes,Hidemaru等)は通常インストール、以下はChocolatey経由:mingw,cmake,coapp,curl,codeblocks,geany,python,cygwin,git,gitextensions,jdk,node.js,php,pswindowsupdate,ruby,scala,SQLite,sysinternals,ATOM,VisualStudioCode
ローカルサーバへのログイン再登録、やり方はここ。LiveIDとローカルアカウント、特にビルトインアカウントのAdministratorが同居すると厄介.
施行後Cドライブ使用率が55%でした。容量的には非常に良好です!勿論以前インストールしていたもので今回インストールしていないものもありますが。
体感速度は良好で、購入直後のレスポンスが得られていると思います。
ネットワーク越しのH265再生が前回計測時よりも大幅に改善されました。以前のように映像が止まるという症状はありません。何だったのでしょうか…
前回計測(リカバリ前) |
今回計測(リカバリ後) |
総括
今回のリカバリ作戦は成功といえるでしょう。せっかく構築した環境を一から組み立て直すのは、使い込んでいるマシンほど非常に手間がかかりるし、どっちかというと避けたい手段です。しかし今回のようにレスポンス改善が出来ると見込まれた場合、特にディスク容量に限界がみられる場合や購入後一度もリカバリやクリーンインストールを行っていないようなマシンでは、リカバリで解決するということも一つの解決手段ではないでしょうか。
以上、VAIO Pro11 [red edition] SVP1121A2J のCドライブをリカバリしてみたでした。