昨年の10月より、ほぼ全ての通勤日に持ち出して聴いていた”ウォークマンF”、とうとう終わりの日が来ました。壊れたのではなく。私が終わらせたのです。この音質○○さ、この操作性の○○ ・・・もー限界です。
以下の記事は筆者の独断と個人的な感想、ちょこっと想像はいってます(汗)。
ウォークマンF800シリーズの音作りの特徴、なんといっても波形の歪み感が目立ちます。SIN波で表すとこんな感じかな。
ここまでヒドく無いと思いますが(笑)・・・おそらく”コンプレッサ”のような(デジタル)エフェクトをかけているのだと思います。この歪み感昨年12月のファームアップで若干改善されているような印象を持ちました。コンプレッサのパラメータを変えたのでしょう。多分。
次に高域のディテール感のなさがあります。fプロットで表すとこんな感じ。(想像です。)
低域が緩やかに持ち上がっていて、高域はどこかでストんと落ちているようなまるでトラップフィルタが入ってるかの印象があります。(←あくまで筆者の聴いた印象で測定データではありません。)多分Android系のハード周りから発生するデジタルノイズを軽減するためにトラップフィルタを入れざるを得なかったのでしょう。そしてこの籠もり感を是正するためにコンプレッサでシャープ感を入れ誤魔化したとすれば・・・何となく辻褄があいます。(←あくまで筆者の想像です。)
音質についてはAndroid搭載ということもあるので、まあよしとしましょう。同じS-Masterを搭載しているA860シリーズと比べ、同レベルな音質を期待してたのがわるかったのかもしれません。もう一つF800シリーズで許せない部分があります。それは操作性。一言でいうとREW、PLAY、FFボタンがない!これに尽きます。私の通勤時の聴き方として、取りあえずランダム再生して「今日はこの曲の気分じゃない」と思ったら次々とFFボタンでスキップしていくとう操作をよくやります。この操作は混み混みの電車とか歩きながらといった状況、つまり片手でしかも画面を見ずに操作する。こういった操作が特に通勤時には要求されるのですが、F800ではこの片手操作出来ないのです。
側面のウォークマンボタンを押すと現れるこの操作パネル。位置を覚えたつもりでも、なかなかうまく操作できません。Androidのアプリで「ウォークマンボタンをカスタマイズし、スキップボタン化する」というのもあるようなのですが、操作そのものを忘れそうなので入れていません。インストールし、いざ操作という場面で・・・あれ?これどんな操作だっけ?って思う自分が想像できてしまうのです。
さて、F800を止めて次ぎ何を持って行くか?次期ウォークマン発売は多分今年の秋なので相当時間があります。・・・・他社製プレーヤー…あーいいのないなー、Xperia…あ通勤時は他に仕事やらせてるからなぁ…、ICレコーダー?・・うー・・・悩んだあげくウォークマンXにしました。A867という手もありましたが、あれば蓋を付けないと誤動作を起こすという問題があるので・・・
久々に聴いたウォークマンX(NW-X1060)はとてもいい音に聴こえました。私はウォークマンXの音作り、あまり気に入っていませんでした。低域がスカスカした感じで+中高域がやたらぬけててうるさくおもちゃっぽい音だからです。カスタムEQで6.3kHのバーを下げればある程度改善出来ますがね。そんな印象を持ちつつ、ウォークマンFで普段聴いていた曲をウォークマンXで聴いたら、あらビックリ。確実に音がよく聴こえるのです。まず、高域のディテールが全然ちがいます。あと低域の立ち上がりが鋭敏です(これは好みかな)。あー、それにしても次のウォークマン。Fの失敗w?を克服してSONYらしい角張ったバリバリ音質重視の奴が出てほしいです。ぶっちゃけタッチパネルは要らないです。邪魔です。最近はウォークマンではビデオは見ないですしー。(Xperiaに録画ビデオ入れるときもあるけど結局見なかったりで。)
過去のモデル(シリコン系)では、NW-S203Fの音が気に入ってました(一番左)。残念ながらバッテリーがいかれてもう起動しません。NW-A800(左から2番目)も音質操作性ともに気に入ってます。いまだ健在でお家プレーヤーとして活躍しています。
ということで、しばらくウォークマンXでいこうかと思います。電池の持ちが若干心配かな・・・