前回の続きVAIO ZにLinux Mintを入れた編です。
Cinnamonデスクトップのいいところ
Windowsユーザに都合のいいショートカットキーバインドがデフォルトで設定されている。
- Aero Snap(4分割対応).
- Super(Win)キーでランチャー(スタートメニュー相当)起動.
- Super(Win)+EキーでファイラNemo(ファイルエクスプローラ相当)が起動(しかもWinのそれより使い勝手がいい!).
日本語→英語ディレクトリ
~ $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
日本語入力 UIM MOZC
参照
超簡単!Linux Mint Google日本語入力mozcのインストール方法
http://viva-linux.jp/linux-mint-japanese-input-mozc-211
Linux Mint 17 Qiana KDE Edition のインストールとセットアップ
http://mattintosh.hatenablog.com/entry/20140914/1410649200
Google IME(Mozc)の設定。Emacs(mozc.el)も。
http://syohex.hatenablog.com/entry/20110110/1294630272
Firefox 検索エンジン DuckDuckGo→Google
MIntのFirefoxデフォルト検索エンジンが怪しいアヒルの奴にすり替わっているのでGoogle先生に戻します。
検索バーに任意の検索エンジンを登録するアドオン=Add to Search Barというものを使います。
参考
【Firefox】検索バーに任意の検索エンジンを登録するアドオン「Add to Search Bar」
http://blog.halpas.com/archives/3687
配布場所
https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/add-to-search-bar/
vim
~ $ sudo apt-get install vim-gtk
$HOMEに.vimrc,.gvimrc,vimfilesをコピー
ディレクトリ
!! Windowsのvimfilesが.vim/に相当。すなわちcolorsの入ったvimfilesをコピー後、.vimに名前変更します。
.gvimrc (fontがRicty Diminished Discordの場合
set gfn=Ricty Diminished Discord 16
.gvimrc (WindowsのDirectWriteだけに)
if has('win32')
" Windows用
"
" DirectWrite
set renderoptions=type:directx,renmode:5
elseif has('mac')
" Mac用
"
elseif has('xfontset')
" UNIX用
"
endif
Anjuta
IDEです。
~ $ sudo apt-get install anjuta
~ $ sudo apt-get install autogen
~ $ sudo apt-get install libgtk-3-dev
Dropbox
debファイルを実行。
https://www.dropbox.com/ja/install?os=linux
Winとデュアルブートなので容量を確保すべく実体はSDXCに置きリンクしました。
~ $ ln -s /media/name/SDXC/home/name/Dropbox/Documents ./Dropbox/Documents
$HOME/Dropbox配下それぞれリンクさせます。$HOME/Dropboxそのものをシンボリックリンクさせると上手くいきませんでした。
CapsLock 無効化
キーボード -> オプション -> CapsLockの動作 = 無効
参考
https://forums.linuxmint.com/viewtopic.php?t=81988
Firefox Developer Edition
Ubuntu Make (この方法が最も簡単だった)
~ $ sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-desktop/ubuntu-make
~ $ sudo apt-get update
~ $ sudo apt-get install ubuntu-make
~ $ umake web firefox-dev
ショートカットの作成
上記だけではランチャーメニュー一覧に表示されないので、実行のショートカットを作成します。
.desktopというファイルを作ります。nameは自分のユーザ名に置き換えてください。
~ $ cd /usr/share/applications
~ $ sudo gedit firefox-dev.desktop
firefox-dev.desktop
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Exec=/home/name/.local/share/umake/web/firefox
Icon=/home/name/.local/share/umake/web/firefox-dev/browser/icons/mozicon128.png
Type=Application
Terminal=false
Comment=Firefox Developer Edition
Name=firefox-dev
GenericName=firefox
StartupNotify=false
Categories=Internet;
~ $ sudo chmod 644 /usr/share/applications/firefox-dev.desktop
参照
http://askubuntu.com/questions/548003/how-do-i-install-the-firefox-developer-edition
https://community.linuxmint.com/tutorial/view/1504
http://askubuntu.com/questions/232053/how-to-add-a-shortcut-to-a-command-to-the-cinnamon-menu
Intel N7265 頻繁に接続がキレる問題
頻繁に無線LANがキレるのでドライバを最新にしてみました。
まずは、デバイス名前確認。
~ $ lspci
型名N7265を確認。
Intelの配布サイトから該当ファイルをダウンロードし解凍。
/lib/firmwareにコピーします。
~ $ tar xvzf ./iwlwifi-7265-ucode-25.30.14.0.tgz
~ $ cd iwlwifi-7265-ucode-25.30.14.0
~ $ cp iwlwifi-7265-14.ucode /lib/firmware/
~ $ modprobe -r iwlwifi ; modprobe iwlwifi
配布場所
Linux* Support for Intel® Wi-Fi Adapters
http://www.intel.com/content/www/us/en/support/network-and-i-o/wireless-networking/000005511.html
タッチスクリーンのみをOFFる
~ $ xinput
Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)]
⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ Logitech M570 id=8 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ VAIO0001:00 04F3:0400 id=11 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ NTRG0F0A:00 1B96:0F0A Pen id=12 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ NTRG0F0A:00 1B96:0F0A id=13 [slave pointer (2)]
⎣ Virtual core keyboard id=3 [master keyboard (2)]
↳ Virtual core XTEST keyboard id=5 [slave keyboard (3)]
↳ Video Bus id=6 [slave keyboard (3)]
↳ Power Button id=7 [slave keyboard (3)]
↳ Front Camera id=9 [slave keyboard (3)]
↳ Rear Camera id=10 [slave keyboard (3)]
↳ AT Translated Set 2 keyboard id=14 [slave keyboard (3)]
id=13というのがタッチスクリーンなので
~ $ xinput disable 13
毎回面倒な場合はスタートアップ登録(Startup Applications)へ。
その他、不具合な点
ブラウザで日本語入力候補選択中にフリーズ
これは、追っていません。
タッチパッドの2本指スクロールができない
Mintでは2本指スクロールが利きません。
前回Ubuntu 16.04でタッチパッド不具合が発生したのでUbuntu on VAIO Zは暫く封印することにしました。
Ubuntuのタッチパッド不具合の原因はデバイスドライバが無いためです。Mintは代替のドライバを当てていました。タッチパッドはELANというメーカー。確認すると、ドライバは提供されておらずPCメーカーから提供するのでこちらは提供しない旨の説明があります。アンオフィシャルでいいのでVAIO(株)からLinux用タッチパッドドライバを提供してほしいものです。しかしながらZはLinuxモデルはないので出さない、と言われればそれまでです。
VJZ13A1には、Ubuntu、MintのほかFedora 23も入れてみました。こちらはMint同様代替のドライバでタッチパッドは動作しました。しかし、画面の自動回転が働いて鬱陶しいです。デフォルトでは拡大率がやたら大きくなって作業効率が著しく低下します。電源休止からの復帰ができなません。Ubuntu 16.04にも同様の休止復帰問題があります。
Mintでは問題なく休止復帰ができます。Ubuntu、Mint、Fedora 23のなかでMintは最も相性がいいといえます。LinuxのVAIO Zインストール時における問題ついては、改めてまとめたいと思います。