VAIO Z VJZ13A1を使い始めてから二週間が経ちました。使ってみて気づいた点を並べてみました。良くなかっと・改善してほしいことを中心に。
タイピング時に右手のひらがタッチパッドに当たり、誤操作が発生
一般的なノートPCは、タイピング時に手のひらがタッチパッドの上あたりの位置にきます。手が当たるとセンサが反応するので、当たらないように設計するべきなのです。
これはVAIO Z Canvasのキーボード。両手の中点、すなわちGとHの境界線(以降GHライン)がタッチパッドの中心になっています。これが理想的な位置です。
VJZ13A1のGHラインはタッチパッドの中心とずれています。タッチパッドの左右端からの距離は均等です。
この位置ずれのおかげて右手のひら親指の付け根あたりがタッチパッドと接触してしまい、誤操作が発生します。
筐体に対するタッチパッドの位置が均等でGHラインがずれているというこの設計、実はSONY製VAIO Pro13/Pro11と同じです。
ソニー「VAIO Pro 13 | red edition」 – PCWatch –
ではなぜProでは問題にならなかったかというと、タッチパッドの感度が鈍かったからです。もしかするとProは、微妙に感度が調整されていたのかもしれません。若しくは、従来は鈍感だったタッチパッドがVAIO社製Zで洗練され、感度が上がってしまったためタッチパッド位置の不正が露見されたということなのでしょうか?いずれにしても、この程度の不具合は、テスト段階で容易に抽出できるレベルです。次期モデルでは改善してほしいです。
キーボードの打鍵感はいい方だが
キーボードの打鍵感はSONY製VAIO ZやPro11と比べると、圧倒的に良いです。
ただし、個人的にはMacbook Proの打鍵感が心地よいと思いました。打ったときの音や押し下げ時の微妙な感触が要因と思われます。
ちなみに歴代VAIOではZ1x系がストロークが適度に深く、押し下げた感触も良くて最高でした。
ACアダプタのコネクタが不意にポロっと抜ける
電源コネクタが特殊ですぐに抜ける仕様のようです。これはMacbookのマグネット式を模したのでしょうか?従来のコネクタの意識で使っていると、AC給電で使用中PCを動かしたりしたあとなどで「あれ?抜けてる」ってことがあります。Macのマグ的なもの、そのような認識で使えば、問題ないでしょう。
液晶パネル側面樹脂の継ぎ目が目立つ
液晶パネル左端の角に樹脂の継ぎ目があって、これが結構気になります。操作中パネル端を触る私の癖のためかもしれないですが…
筐体の面取りRがMacっぽいのも、個人的には不満です。Zは当たると痛いほど尖ってないと(笑)
樹脂関連でもう一ついうと、底面の質感が心地よくないです。なんか黒板のような質感。表面のような金属質かいっそプラスギッッキーな感触がまだよいかも。
しばらく無操作後とスリープ復帰後の無線LANの接続状態が安定しない
特にIEEE 802.11aが不安定です。Pro系と同様、これはIntelの無線LAN低消費電力化制御ポリシーが要因と思われます。
長々と文句を並べしまいましたが、次回は良かったことを並べてみます(笑)